【これだけ読めばOK!】かすみ草の着色と染め方について徹底的に解説!!

悩み人
かすみ草を自分で着色してドライフラワーにしたいんだけど、色々な情報があり過ぎて困っている…
きらめきハーバリウム管理人
この記事で「かすみ草の着色」について細かい所まで徹底的に解説していくので、ぜひ参考にしてみて下さい!

どーも、こんにちは!
王道をていねいに解説する事にこだわり続ける「きらめきハーバリウムの管理人(@kirameki_hbrium)」です!

今日は、『かすみ草の着色と染め方』について解説していきます。
具体的には、「生花のかすみ草を自宅で染め上げた後に、ドライフラワーにしていく」過程までを丁寧に紹介していく予定です。

『ちゃんとした本質的な情報を知りたい』
『出来る事なら安くかすみ草を自作したい』
『きれいに作るコツを知りたい』

今日の記事では、こういった考えの人に寄り添う形で丁寧に解説をしていきますので、ぜひ参考にしてみて下さい!
ではどうぞ!

※本当に「これだけ読めばOK!」のつもりで記事を書いたので、記事がかなり長くなっております。
ですので、以下の目次を使用される事を推奨します。

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目次

かすみ草の着色とは?

まず最初に、「そもそもかすみ草の着色とは何なのか?」について、簡単に写真で紹介していきます。

「かすみ草の着色」とは、簡単に言ってしまうと
『生花のかすみ草(白)を適当な長さに切り、その後に特殊な染色用の液体の中に入れ、その液体をかすみ草に吸わせる事で、かすみ草が染まる』
この一連の流れの事を「かすみ草の着色」と呼びます。

以下のように、特別な染色液を用意して↓

そこの液体の中に生花のかすみ草(※色はホワイトがオススメ!)を入れて、液体を吸わせます↓

その後しばらくすると、「白のかすみ草」が以下のように↓

投入した染色液の色にかすみ草が染まっていきます。
この一連の流れの事を「かすみ草の着色」と呼びます。

【どんな液体でかすみ草を染められる?】かすみ草の着色が出来る液体をまとめて紹介!!

『かすみ草は、どんな液体で染める事が出来るのか?』

「生花のかすみ草を染めるために使える液体(染色液)」は以下の通りになります。

かすみ草を染める事が出来る液体
  1. 植物専用のリーフ液
  2. 染料のプリンター用のインク(ダイソー等の100均でも購入可能です!)
  3. 万年筆のインク
  4. 食紅(食用色素)

主にこちらの4種類の液体が、割と有名どころの「かすみ草の染色液」になります。
この中から、自分が特にオススメしたいものを「2点ピックアップ」して解説します。

【知らない人が多いので紹介!】植物専用の染色液が普通に販売されています!

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『植物専用のちゃんとした染色液が販売されているのをご存知でしたか?』

この記事を書く前に、色々な人が書いている記事を拝見させて頂いたのですが、ほとんどの人が『100均のプリンター用のインクがオススメ!』とか、そんなのばっかりで残念に思ってました。
このブログ自体が、「王道を丁寧に」をひとつのコンセプトとして書いていこうと思っているので、これだけはどうしても言わせてください。

『植物専用の染色液(リーフ液)は、普通に販売されています』

上の写真は、「イエロー」の染色液になるのですが、以下のように↓

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「ブルー」などの他の色の染色液も販売しているので、カラーバリエーションは意外に多いイメージですかね。

【リーフ液の魅力】リーフ液は吸わせるだけでかすみ草をプリザーブドフラワーにしてくれます!

また、こちらのリーフ液をかすみ草などに吸わせると、そのかすみ草が「自然とプリザーブドフラワー」に変化してくれる事も見逃せません!

リーフ液に吸わせる期間が「1週間〜2週間(※自分はいつも2週間吸わせています)」と時間がかかる所はマイナスに感じますが、実際にこれがめちゃくちゃ便利で、例えばハーバリウムなどに入れる場合だと、「リーフ液をかすみ草に吸わせる→プリザーブドフラワーになる→そのままハーバリウムに入れられる」という事が実現できてしまいます。

ですので、『正統派の染色液を使いたい!』という方や『ハーバリウムに活用していきたい!』という方は、万年筆のインクとか100均のプリンターインクを買わずにこちらのリーフ液を購入される事をオススメします。

【コスパは一番良い!】ダイソーのプリンター用インクも、かすみ草の染色に使える!!

『かすみ草の染色液として、おそらく一番よく使われているのがこちらの商品!』

こちらの「ダイソー製の詰め替えインク」は、おそらく1番よく使われている「かすみ草の染色液」になるかと思います。
それくらい紹介している人が多いですからね。

購入は、100均のダイソーで購入出来て、値段が『1本当たり100円+税』となっています。

こちらの商品の最大の魅力は、何と言ってもそのコスパの良さで、ここまで安く購入出来てしまう染色液は他にはないと思います。

『とりあえず安くかすみ草を染色したい!』という方には、こちらの商品を使うのがオススメですかね。
ダイソーで販売していて、誰にとっても買いやすいと思いますので。

【※細かい疑問に答える!】『絵の具を水で薄めてかすみ草を着色できるか?』について

ここまで記事を読んできて『かすみ草を着色するのに、絵の具を水で薄めたもので染めることは出来るのか?』と思われた方もいるかと思いますので、ここで補足説明させてください。

基本的に、絵の具ではかすみ草を染めることは出来ません。
ですので、絵の具でかすみ草の染色を行わないように注意してください。

【これだけは知っておこう!】かすみ草を「染められる物」と「染められない物」のひとつの違いについて

『かすみ草の着色には、「染料」の液体が使えると覚えておきましょう!』

ここまで記事を読んできて、『万年筆のインクはOKで、絵の具はダメとか結局何が違うの?』と思う方もいるかと思うので、こう覚えておく事をオススメします。

『「顔料」の液体はかすみ草の着色を行うことができなくて、「染料」の液体はかすみ草の着色を行うことが可能です』

これを覚えておくだけで、「使える・使えない」の判別がかなりわかりやすくなりますので、ぜひ活用してみてください。
ただし基本的には、上で紹介した4種類の中から選ぶのが良いと思います。

かすみ草の着色をするために用意するもの

それではお次に、「かすみ草の着色をするために用意するもの」を紹介していきます。
具体的には、以下の通りですね。

かすみ草の着色のために用意するもの
  1. 生花のかすみ草のホワイト
  2. 染色液(※上で紹介した液体の中から選ぶのがオススメ!)
  3. 液体とかすみ草を入れる事が出来る物(インテリア試験管or紙コップなど)
  4. 生花用のはさみ(※普通のハサミでも一応OKです!)

こちらになります。

【色はホワイトを選びましょう!】生花のかすみ草のホワイト!

生花のかすみ草は花屋さんでほぼ間違いなく置いてあると思うので、近隣のお花屋さんで購入しましょう!
大切なのは、「ホワイトの色のかすみ草を買う事」ですので、必ずホワイトのかすみ草を購入してください。

【基本的には何でもOK!】液体とかすみ草を入れる事が出来る物

かすみ草を染めるために、上の写真のような「液体とかすみ草を入れる事が出来る物」が必要になってきます。

個人的には、以下の↓

△ダイソーで購入できる試験管3本が付属したインテリアセット

100均のダイソーで購入できる「ウッドインテリア試験管」セットがオススメです。
価格もこれひとつで、「100円+税」なのでコスパが良い所も◎です!

△家にある紙コップでも作れます

また、家にある「紙コップ」でも普通に作れますので、こういったものを使うのでも問題はないでしょう。
※ただし紙コップの場合は底の面積が広いので、液が足らなくならないようにする等の配慮が必要だったり、紙コップ自体に重さがないので倒れやすいなどの問題が起きやすいので、紙コップでかすみ草の着色を行うのは正直あまりオススメしません汗。

【※補足】『試験管が縦に長いので、かすみ草も長く切らないといけないのが嫌だ!』という方に向けて、こういった入れ物を使うのもオススメです!

先ほどの「ウッドインテリア試験管」がオススメなのは間違いないのですが、『試験管が縦に長いから、結局かすみ草も長く残して切らないといけないんだよな…それが嫌だ』という方も中にはいるかと思います。

そんな方にオススメしたいのが、上の写真の「メタルスクリューキャップ」という商品になります。
(※自分は上の写真のように、「75ml」のタイプの商品を使用しています。)
こちらはダイソーで購入でき、ガラス製なのでそこそこの重さがあるため、かすみ草を入れても転倒しにくいという事が魅力的な商品になります。
価格はひとつ「100円+税」となっています。

このように、瓶の中に染色液を入れてかすみ草を染めていく事が出来るんですよね。
また、瓶底がそこまで広がっていないサイズ感なので、染色液の節約をしやすいのもこの商品の魅力のひとつと言えるでしょう!

こちらもなかなか使いやすい商品なので、ぜひお好みの方を使ってみてください!

【サビには気をつけて!】生花用のはさみ

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生花のかすみ草を切る時は、こういった「生花用のはさみ」があると便利です。

『かすみ草の着色のためだけに、そんなに色々用意できないよ!』という人は、一般的なご家庭にあるようなはさみでも大丈夫です。
ただし、以下の2点の条件を満たしているはさみを使用するのがオススメです。

はさみ選びのポイント
  1. 生花を切るので、サビにくいはさみである事
  2. 切れ味が鋭いはさみである事

はさみ選びのポイントとしては、こちらの2点が大切になってきますので、覚えておいてください。

現実的な落とし所としては、ダイソーなどの100均で、「サビるのを覚悟して生花用に一本新しいはさみを買う」のが現実的な気がしますかね。
それが嫌だとか、『生きたかすみ草がかわいそう…』と感じてしまうタイプの人は、生花用のはさみを使用するのがオススメです。

かすみ草の着色手順の紹介

それでは、「かすみ草の着色手順」を見ていきましょう!
具体的な作業の流れとしては、以下の4工程だけなので、非常に簡単です。

かすみ草の着色手順
  1. 用意した容器の中に、染色液を入れる(※今回は、ダイソーのインクを使用していきます)
  2. 生花のかすみ草を自分が使いたいくらいの長さに切る
  3. かすみ草を染色液の中に入れる
  4. かすみ草が染まるまで待つ(※3時間くらいで結構良い色に変わってくれます)

こちらですね。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう!

手順その①:用意した容器の中に染色液を入れる!

△ダイソーのプリンターインクは、このような形状をしています

今回は、誰もが用意しやすい「ダイソーのプリンター用詰め替えインク」を使用して、かすみ草の着色手順を紹介していきたいと思います。
実際に、ダイソーの詰め替えインクを購入すると上の写真のようなインクのセットが封入されています。

また、以下のように↓

使い捨ての手袋なども一緒に入っているので、『手が汚れたくないなぁ…』という人は、ぜひ使っていきましょう!
まず最初にやる事は、詰め替えインクのキャップ部分を外していきます。

こちらの青いキャップの部分ですね。

△【注意】最初に青キャップを外す時にインクがはねやすいので注意してください!

青キャップを外しました。

ここで注意としては、最初にこちらの青キャップを外す時に、インクが飛び散りやすいので注意してください。
お気に入りの洋服で作業をしない事も重要かと思います。

あとはキャップを外した状態で、用意した器に詰め替えインクを入れていくだけでOKです↓

こんな感じですね。

『どれくらい液体を入れれば良いの?』と疑問に思う方もいるかと思いますが、個人的には「大は小を兼ねる」みたいな感覚で、『ちょっと多めに染色液を入れておく』のが安心できて良いかと思います。
かすみ草自体がどんどん染色液を吸って、染色液もどんどん減っていきますので。

また、インクの使用後は以下のように↓

しっかりと青いキャップをかけて戻しておく事をオススメします。
こぼすと面倒ですからね汗

最終的にこのような感じで、自分の使いたい染色液を容器の中に入れていってください。

手順その②:生花のかすみ草を自分が使いたい長さに切る!

『生花のかすみ草は少し長めにカットしておくと、後々の作業がしやすくてオススメです!』

お次は、生花のかすみ草を自分の使いたい分だけカットしていきます。
コツとしては、『短く切るくらいだったら、少し長めに切っておく』のがポイントです。

(※ウッドインテリア試験管を使用する場合は、かすみ草を長めに切らないとかすみ草が染色液に浸らないので、必ずある程度の長さを残して切りましょう!)

【※更に掘り下げ】生花のかすみ草は、「水切り」をした方が良いのか?

ここで『生花のかすみ草を切る時は、水切りをした方が良いのか?』と疑問に思う方もいるかと思うので、ここで解説させてください。

「水切り」とは、『生花を水の中で切ることによって、切り口から空気が入ってしまう事を防ぐカット方法』になるのですが、水切りをしなくてもかすみ草は染色液を吸いあげてくれました。
ですので、普通に空中で茎を切るだけでもかすみ草を染める事は出来るので、特別に「水切り」をしなくても良いかとは思います。

ただし、生花のかすみ草も生き物なので、『より楽な状態で染まってほしいなぁ…』と感じる方は、ぜひ水切りでかすみ草を切ってあげるのが良いでしょう。

手順その③:かすみ草を染色液の中に入れる!

お次は上の写真のように、切ったかすみ草を容器の中に入れていきます。
もうここまで作業をしてしまったら、後はかすみ草が染まるのを待つだけなので、非常に簡単です。

ここでは、かすみ草を手順②で切った後に、「出来るだけ素早く染色液の中に入れてあげる」のがポイントとなってきます。

手順その④:かすみ草が染まるまで待つ!

後は、かすみ草が染色液を吸い上げ、染まってくれるまで待ちましょう!

△わずか2、3時間ほどでここまでかすみ草に色が付きます!

割と早くに染まってしまうので、待つ時間としては「2、3時間経ったら一度様子見をする」くらいの感覚でいると良いと思います。
上の写真は、だいたい「2、3時間くらい経過したかすみ草」の状態になります。

【※更に掘り下げ】かすみ草を1日以上染めるとどうなるのか?

『かすみ草を1日以上染めても、そこまで濃くなり過ぎるという事はありません』

こちらが、「1日以上かすみ草を染色液の中に入れた状態」になるのですが、そこまで濃くなり過ぎてないのがわかるかと思います。

こちらが拡大図になります。

色味に関しては完全に好みの問題なので、ぜひ自分好みのタイミングでかすみ草の染色をストップされる事をオススメします。
(※もしも、この後にドライフラワーにしていく予定がある場合は、ドライフラワーにすると色味が薄くなるので、この段階で『少し濃いめに染めておく』と良いでしょう!)

これで「かすみ草の着色手順」の紹介は、終わりとなります。

【まとめ】かすみ草の着色手順においてのポイントやコツ!!

かすみ草の着色においてのポイントやコツ
  1. インクのキャップを取る時に、インクの飛び跳ねに注意する!
  2. インクを使い終わった後は、しっかりとキャップを戻しておく!
  3. 容器には、「少し多めに」インクを入れておくのがオススメ!
  4. かすみ草は、「少し長めに」カットしておくのがオススメ!
  5. かすみ草を切った後は、出来るだけ素早く染色液の中に入れてあげる!
  6. どんどんかすみ草が濃くなっていくので、自分の好きなタイミングで染色を止める!

ぜひ、この6点を意識しながら「かすみ草の着色」を行なってみてください。
また、「お気に入りの服で作業をしない」という事も地味に大切だと思いますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

【この記事の中で一番大切な話】「リーフ液」と「プリンター用のインク」のどちらを使うか?で、その後の対処方法も異なってくるという大切な話

これから話す事は、この記事の中で一番大切な内容と言っても過言ではありません。

それは、『使用した染色液の違いによって、その後の加工方法が異なってくる』という話なんですね。
最初の方でも少し触れましたが。

ただ、この事を知らない人が結構いるので、改めてここで解説させてください。

まず最初の方で、かすみ草を染めるのには「リーフ液」or「プリンターインク」がオススメだと言いました。

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こちらがその「リーフ液」ですね。

こちらの「リーフ液」を吸わせてかすみ草を着色した場合、以下のような特徴のかすみ草が出来上がります。

△「リーフ液」を吸わせて染色したかすみ草

「リーフ液」を吸わせて着色したかすみ草についてのまとめ

【リーフ液を吸わせた後の加工処理】

リーフ液を吸わせるだけで、かすみ草がプリザーブドフラワーになってくれるので、基本的には液を吸わせた後は何もしなくてOK!(※リーフ液でプリザーブドフラワーになるとは、生花そのままに近い状態で枯れない+腐らなくなる様なイメージでとらえるとわかりやすいかと思います。)

【リーフ液を吸わせた後のかすみ草の特徴】

  • 生花に近い見た目で、かすみ草が腐らなくなる
  • ドライフラワーと比べて、良い意味でも悪い意味でも自然っぽさは減る
  • 花びらがポロポロと取れなくて丈夫

【リーフ液を吸わせた後のかすみ草のオススメの使用方法】

リーフ液を吸わせた後のかすみ草は、花びらがポロポロと取れなくて丈夫だという性質を活かしてハーバリウムの材料として使用するのがオススメ!

こちらが「リーフ液で染めたかすみ草の特徴」一覧になります。

最大のポイントは、「リーフ液を吸わせた後に特別な処理をする必要がない事(※吸わせるだけでプリザーブドフラワー化して腐らなくなるため)」「花びらが丈夫なままなので、ハーバリウムの花材として使用するのがオススメ!」というこの2点が挙げられます。

この「リーフ液」の特性を知らない方が本当に多いと感じますので、ぜひこの事は押さえておいてください!

一方で、以下のような↓

「プリンターインク」を吸わせてかすみ草を着色した場合、以下のような特徴のかすみ草が出来上がります。

△プリンターインクを吸わせた後に、ドライフラワーにしたかすみ草

「プリンターインク」を吸わせて着色したかすみ草についてのまとめ

【プリンターインクを吸わせた後の加工処理】

「プリンターインク」を吸わせただけだと、時間経過によって枯れたり腐ったりしてしまうので、「プリンターインク」を吸わせた後に、腐り防止の「ドライフラワーにするための加工処理」が必要になってくる

【プリンターインクを吸わせた後に、ドライフラワーにしたかすみ草の特徴】

  • ドライフラワーにした事で、良い意味でも悪い意味でもアンティーク調の自然な仕上がりになる
  • ドライフラワーにした事で、花びらが結構ポロポロと取れやすい
  • シリカゲルでドライフラワーにした場合は、シリカゲルの粉がかすみ草に付着して残ってしまいやすい

【プリンターインクを吸わせた後のかすみ草のオススメの使用方法】

『ドライフラワーのアンティークな雰囲気が好きな人』は、リーフ液で着色するよりも、「プリンターインク⇒ドライフラワー加工」を行なった方が良いと言えるでしょう!

こちらが「プリンターインクで染めたかすみ草の特徴」一覧になります。

ここで大切だと思うのは、「プリンターインクを使用した場合、その後にドライフラワーにするための加工処理が必要になってくる事」と、「ドライフラワーにした後は、アンティーク調の雰囲気になるけど、花びらは結構ポロポロと取れやすいよ」という2点ですね。

【※更に掘り下げ】ハーバリウムの花材として「着色したかすみ草」を使いたい場合、圧倒的に「リーフ液」がオススメ!!

先ほども少し触れましたが、もしも着色したかすみ草をハーバリウム材料として使いたい場合は、「リーフ液」でかすみ草を染めるのが圧倒的にオススメです。

これはなぜかというと、「リーフ液で染めてプリザーブドフラワーにしたかすみ草」は花びらの部分が丈夫で、ちょっと触ったくらいではほとんど取れたりしないためです。

一方、「プリンターインクで染めた後にドライフラワーにしたかすみ草」の場合は、花びらの部分がかなりポロポロと取れやすいんですね。

実際にこの「花びらの丈夫さ」の違いが、ハーバリウム花材として使う上で非常に重要な要素になってくるため、ハーバリウム花材として「着色したかすみ草」を使いたい場合は、「リーフ液」でかすみ草を着色するのがオススメです。

このように、「リーフ液で染めたかすみ草を入れただけのシンプルなハーバリウム」でも、なかなかきれいな作品が作れるんですよね。

本当にリーフ液はオススメです。

また、以下のように↓

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リーフ液自体も色々なカラーが発売されているので、色のバリエーションで悩む事も少ないというのも魅力的です。
ここまで書いてきた一覧は、この記事の中で一番大切で役に立つ情報だと思いますので、ぜひここだけでも押さえておきましょう!

【もっと詳しく知りたい!】「100均のプリンターインクとリーフ液の“色”の染まり具合の違い」についての情報はコチラ!

『「100均のプリンターインクとリーフ液の具体的な“色”の染まり具合の違い」に関してもっと詳しく知りたい!』という方は、以下の過去記事に詳しい情報がまとまっているので、気になった方はこちらも合わせて読んでみてください↓↓↓

【100均のインクの実力は!?】ダイソーのプリンター用インクと植物専用の染色液で着色したかすみ草を比較!!

2018.09.27

プリンターインクで着色したかすみ草をドライフラワーに加工する方法

△自作したドライフラワーのかすみ草

先ほど、「プリンターインクで着色したかすみ草はドライフラワーにする必要がある」という話をしましたが、今度は実際に「かすみ草をドライフラワーにするためのオススメな加工方法や具体的な手順」を紹介していきたいと思います。

実際にかすみ草をドライフラワーにすると、上の写真のような状態となり、腐らずに長期間楽しむ事が可能になります。

ドライフラワーを作るための主な方法

ドライフラワーを作るための主な方法
  1. ハンギング方法(※洗濯バサミで吊るして自然乾燥させるやり方)
  2. シリカゲルと一緒に電子レンジで温める方法

ドライフラワーの作り方として「一般家庭で行える方法」は、主にこちらのふたつが挙げられます。

もっと多くの「ドライフラワーを作る方法」を紹介している人もいるかと思いますが、「一般家庭で出来るだけ労力を少なくして出来る方法」という視点で考えると、やはりこちらの2点くらいしか便利な方法はないと自分は考えています。

今回は、その中でも特にオススメの「シリカゲルと一緒に電子レンジで温める方法」でドライフラワーを作っていきますので、ぜひ参考にしてみて下さい!

シリカゲルでドライフラワーを作る!!

用意するもの

シリカゲルでドライフラワーを作るために用意するもの
  1. 電子レンジで加熱可能なタッパー(※出来るだけ大きい方が良いです!)
  2. シリカゲル
  3. 着色したかすみ草
  4. 電子レンジ(※普通にご家庭にある電子レンジでOKです!)

シリカゲルでドライフラワーを作る時に、主に用意するものはこちらの4点になります。

【必ず電子レンジ使用可のタッパーを使おう!】出来るだけ大きめなタッパー!!

まず最初に必要となるアイテムが「シリカゲルとかすみ草を入れるためのタッパー」になります。

こちらを選ぶポイントとしては、以下の2点が大切になってきます。

ドライフラワーを作るためのタッパー選びのポイント
  1. 電子レンジで加熱可能な器である事(※ただしほとんどのタッパーは、ふたの部分は電子レンジ不可なので注意してください!)
  2. かすみ草を入れるために、出来るだけ大きいタッパーである事

このふたつの要件を満たしていることが大切です。

こちらの自分が使っているタッパーのように、「レンジ加熱可能」と表記のあるタッパーを使う事も大切ですし、タッパーの大きさに関しても以下のように↓

「カットしたかすみ草が入るくらいの大きさ」のタッパーが望ましいので、出来るだけ大きなタッパーを使っていくのがオススメです。

自分はこちらの「2.6ℓ」の大きさのタッパーを使用しています。

このタッパー選びで下手にケチると「安物買いの銭失い」になる可能性が大なので(自分は一度ケチって失敗して、こちらのタッパーに買い換えました笑)、しっかりとした商品を選ぶことをオススメします。

『タッパーにそこまでお金は使いたくない…』と思われるかもしれませんが、こちらのタッパーは4ロック製なので、以下のように↓

「自作したドライフラワーの保管ケース」としても使えるので、コスパ面でもかなり良い部類のアイテムとなっているので、損をした感覚は予想以上に少ないかと思われます。
(※保管するときは、ドライフラワーと一緒に乾燥剤を入れて保管するのが良いでしょう!)

【注意!】ほとんどのタッパーのふたの部分は電子レンジ不可なので、ふたをかけずに電子レンジ加熱をしましょう!

こういったタッパーのふたの部分は、「電子レンジ不可」な場合がほとんどなので、電子レンジでタッパーを加熱する時は、「ふたをかけずに電子レンジ加熱する」ようにしてください!

【ドライフラワー専用のシリカゲルを使おう!】オススメのシリカゲルの紹介!

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『使用するシリカゲルも、“ドライフラワー専用”の商品を使いましょう!』

かすみ草を乾燥させるために使用するシリカゲルですが、こちらも「ドライフラワー専用」の商品を使用するのがオススメです。
自分も愛用しているシリカゲルがこちらの商品で、再利用可で使いやすいシリカゲルとなっています。

シリカゲルと電子レンジを使ったドライフラワーの作り方の手順紹介!!

それでは、「シリカゲルと電子レンジを使ったドライフラワーの作り方」を見ていきましょう!
具体的な作業の流れとしては、以下の通りになります。

シリカゲルと電子レンジを使ったドライフラワーの作り方
  1. タッパーの中に底が見えなくなるくらいのシリカゲルを入れる!
  2. ドライフラワーにしたい「着色したかすみ草」をタッパーの中に入れる!
  3. かすみ草が埋まるくらいのシリカゲルを、更に上から入れる!
  4. 電子レンジで加熱する!(※600wで2分〜3分くらい加熱)
  5. 取り出してドライフラワーの完成!(※シリカゲルがかなり熱くなっているので注意!)

こちらですね。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう!

手順その①:タッパーの中に底が見えなくなるくらいのシリカゲルを入れる!

まず最初は、「タッパーの中に底が見えなくなるくらいの量のシリカゲル」を入れてください。
あまり入れ過ぎてもよくないので、あくまで「底が見えなくなるくらいの量のシリカゲル」というのがポイントです。

手順その②:ドライフラワーにしたい「着色したかすみ草」をタッパーの中に入れる!

お次は、ドライフラワーにしたい「着色したかすみ草」を、先ほどシリカゲルを入れたタッパーの中に入れていきます。
入れるというよりも、「シリカゲルの上に置く」といったイメージですかね。

手順その③:かすみ草が埋まるくらいのシリカゲルを、更に上から入れる!

次の行程では、かすみ草の上から更にシリカゲルを入れていき、上の写真のように「かすみ草がシリカゲルに埋まっている状態」を作ってください。
これであとは電子レンジで加熱するだけで、ドライフラワーが完成します!

【ドライフラワーを作る時のコツ!】かすみ草をシリカゲルでしっかりと埋める事が大切!!

『かすみ草の全ての部分が見えなくなるように、シリカゲルを上からかけていく事が大切です』

こちらの写真のように、シリカゲルがかかっていない部分があると、ドライフラワーにならない箇所が出てきてしまうので、『全ての箇所が見えなくなるくらいシリカゲルを入れていく』事がドライフラワー作りにおいて大切になってきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ポイントは、『全ての見えている花材をシリカゲルで埋めて見えなくする』ような感覚で作業をすると良いでしょう!

手順その④:電子レンジで加熱する!(※600wで2分〜3分くらい加熱)

シリカゲルで花材を埋めた後は、電子レンジで加熱していきます。
自分はいつも「600wで2分間」くらい加熱しています。

※もし2分間加熱してみてドライフラワーになっていない時は、再び30秒とか1分くらい再加熱をしていけばOKです。ドライフラワーになるまで同じ作業を繰り返してみてください。ただし、たいていの場合、2分間温めればドライフラワーになってくれる事が多いですかね。

手順その⑤:かすみ草を取り出してドライフラワーの完成!(※シリカゲルがかなり熱くなっているので注意!)

最後にこのように、シリカゲルの中からかすみ草を取り出してドライフラワーの完成となります。
この取り出す時に、シリカゲルがかなり熱くなっているので火傷には十分気をつけてください。

また、取り出したかすみ草にシリカゲルの粉が大量に付着しているので、以下のように↓

△かすみ草を取り出した後は、シリカゲルの粉を落とす事が大切

指で叩いたりしながら、シリカゲルの粉を落としていく事も大切です。

これで「シリカゲルと電子レンジで作る自作のドライフラワー」が完成となります。

このように「シリカゲルと電子レンジでドライフラワーを作る方法」は、時間がかからずにできるため非常にオススメの方法となっていますので、ぜひ試してみてください!

プリンターインクで着色したかすみ草のドライフラワー完成品を紹介!!

お次は、今回製作した「ドライフラワーの完成品」写真を紹介していこうと思います。
やっぱり皆さん、実物の出来上がり写真を見たいと思いますので。

着色は、「ダイソーのプリンター詰め替えインク」を使用し、着色時間に関しては、「1日くらい」充分な時間を持って染めたかすみ草になります。
ぜひ製作の参考にしてみてください。

シアン(ブルー)に着色したかすみ草のドライフラワー

こちらが「シアン(ブルー)」で染めたかすみ草のドライフラワーになります。
パッと見の印象だと、結構良い感じの色味になっていると思います。
また、茎の部分が「かなり濃いめの色」に変化しているので、少し妖艶な雰囲気のあるドライフラワーに仕上がっているかなと思います。

花の部分の拡大図

こちらが拡大図になります。

マゼンダ(レッド)に着色したかすみ草のドライフラワー

こちらは「マゼンダ(レッド)」で染めたかすみ草のドライフラワーになります。
こちらの特徴も、茎の部分が「かなり濃い色味」になっているので、ブルーと同様にかなり妖艶な雰囲気のあるドライフラワーだと思いました。

花の部分の拡大図

こちらが拡大図になります。

イエローに着色したかすみ草のドライフラワー

こちらは「イエロー」で染めたかすみ草のドライフラワーになります。
原色系のイエローというよりも、「少しだけ黒が強いイエロー」に感じますかね。

花の部分の拡大図

こちらが拡大図になります。

【ふたつ以上の色を混ぜて新しい色も作れる!】かすみ草着色のアレンジ方法を紹介!!

『染色液を混ぜて新しい色を作る事によって、色々な色にかすみ草を着色する事が可能になります』

最後におまけとして、「かすみ草の着色と染め方に関してのアレンジ方法」を紹介して終わりにしたいと思います。

その方法とは、「染色液を混ぜて新しい色を作る」という方法です。
(※複数の色を混ぜて新しい色を作るという方法は、「リーフ液」でも「プリンターインク」でもどちらでも可能です

今回は、上の写真のように「ダイソーで売られている詰め替えインクのイエローとシアン(ブルー)」を混ぜて、新しい色を作ってみました。
それがこちらです。

イエローが多めでブルーを少なめにしたので、液自体は「グリーン」の色へと変化しました。
この混ぜた液体を使用して、かすみ草を染めると以下のように↓

しっかりとかすみ草が「グリーン」に着色されました。

△混色の液体を使って「グリーン」に染められたかすみ草

このように、染色液を混ぜて自分好みの色を作る事によって、かすみ草の着色のバリエーションはものすごく増えますので、ぜひ試してみてください。

【他にどんな花を染められる?】かすみ草以外に染められるオススメの植物を紹介!!

『かすみ草以外でどんな花を染められるのか?オススメの植物を知りたい!』という方もいるかと思いますので、「自分で染める事ができる代表的な植物」を以下にまとめておきます。

かすみ草以外で着色をオススメできる植物
  1. スターチス
  2. レースフラワー
  3. 猫じゃらし
  4. ススキ
  5. ユーカリ

こちらの5点が割と有名どころだと思います。

『えっ!?猫じゃらしも染められるの?』と思う方もいるかと思いますが、以下のように↓

猫じゃらしもこのように、しっかりと着色出来るのでオススメですよ。
秋口にでもぜひ試してみてください。

自分で花材を作る事は、特別な楽しさがあって面白い!!

いかがだったでしょうか?
今日は、『かすみ草の着色と染め方』について紹介してきました。

かなり長い記事になってしまいましたが汗、「より正しい有益な情報」をこれでもかと詰め込みましたので、参考にして頂ければ幸いです。

それでは今日はここまでになります。
ではまた!

新たに「All About100均ハーバリウム!」と題して、100均ハーバリウム総まとめのページを作りました!

新たに「All About100均ハーバリウム!」と題して、100均ハーバリウムの総まとめのページを作りました。

 

『All About100均ハーバリウム総まとめ』

 

100均ハーバリウムは気になっている方も多いと思いますので、ぜひ参考にしてみて下さい!

ハーバリウムに関する「役立つ情報」を様々な角度から書いています!

『付け焼き刃の情報を集めても木の枝葉にしかならないと思っているので、時間が経っても色あせないハーバリウムの「濃い」情報を、このサイトから「丁寧」に発信しています!!』

ハーバリウムに関する様々な情報を発信していますので、ぜひ以下の「まとめ記事」から自分好みの記事を見つけてみて下さい。

 

『このサイトについて』

『材料費の節約ときれいなハーバリウムを作るための考え方』

『All About100均ハーバリウム総まとめ』

『ハーバリウムオイルの選び方&長く愛用できるハーバリウムオススメ道具』

『ハーバリウムでまず揃えるべきオススメ花材』

『色々な花材の名前が学べる!ハーバリウムレシピ&ハーバリウム作品紹介』

 

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