【ユニットで考える方法】カラーデザインで困った時にオススメしたいハーバリウムの作り方を紹介!!

どーも、こんにちは!
王道をていねいに解説する事にこだわり続ける「きらめきハーバリウムの管理人(@kirameki_hbrium)」です!

今日は『ユニットで考えるハーバリウム』という作り方の手順を紹介していこうと思います。

“ユニットで考えるハーバリウム”とは、自分が勝手に名付けた方法になるのですが、ハーバリウムの基本的な考え方としてとても便利な方法ですので、ハーバリウム初心者の方にぜひ参考にしていただきたいと思います。

特に、『ハーバリウムの作り方において、色の作り方とか色の構成やバランスが難しい…』と思われていた方に有効な方法になります。

ではどうぞ!

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その①:ハーバリウムの完成像の“カラーイメージだけ”決めてしまう!

まず最初にやることは、ハーバリウムの完成像として全体の“カラーイメージだけ”決めてしまいます。

この“カラーイメージだけ”というのがポイントで、これなら誰でも困ることはないかと思います。

今回の記事では、底から全体的にイエローをベースにして、上に上がるにつれて段々白くグラデーションになるカラーイメージを採用しました。

※今回はグラデーションですが、1色でも2色でも自由に作ってしまってOKです。

その②:今回のハーバリウムで使う色をリストアップする!

次にやることは、①で決めたカラーイメージに対して、全ての使う色をリストアップしていきます。

今回のケースでは、イエローと白のグラデーションのカラーイメージの作品にする予定なので、今回使用する色は、イエローとホワイトになります。

その③:1ユニットの最小単位は、“下にあじさいと上にかすみ草”

そして改めてユニットの話になりますが、1ユニットの最小単位は上の写真のような『下にあじさいの花びら、上に同じカラーのミニかすみ草』を基本としていきます。

最初はぜひ、あじさいとかすみ草のカラーを同系統の色にしてください。

※慣れてきたら違う色にするのも全然ありです。そういった意味からもこのユニットで作るハーバリウムは応用が効くとも言えます。

あじさいは基本的に花びらだけ使っていきます!

今回のユニットで作るハーバリウムでは、あじさい部分は基本的に花びら部分だけを使用していきます。

そしてこちらは、イエローのあじさいとイエローのかすみ草ですので、これでイエローの1ユニットとなります。

こんなイメージですかね。

同様にホワイトの1ユニットがこちらになります↓

下にホワイトのあじさいを置いて、その上にホワイトのかすみ草を置いています。

これが白の1ユニットです。

かすみ草のサイズは、できるだけ茎を見せずにつぼみの花だけを見せられるようなサイズ感にカットしてください。

その④:ユニットは上に積んでいくイメージで考える!

ユニットは上の写真のように、1ユニットずつ上に重ねていくイメージで考えてください。

上の写真の場合は、以下のように↓

イエローのユニットがふたつ重なっているので、これで2ユニットと考えます。

その⑤:使用する瓶の高さによって必要なユニット数を見極める!

今回はこちらの定番の200ccで約21㎝くらいの高さの円柱型のハーバリウム瓶を使用していくのですが、使用する瓶の高さによって積み上げるのに必要なユニット数は変わってきます。

今回のケースの場合は、瓶の高さが約21㎝なのでだいたい“6ユニット”必要になってきます。

その⑥:ユニット毎に色を振り分ける!

ここまできたら後は、その①で決めたカラーイメージに対してユニット毎にそれぞれの色を決めていきます。

その①で決めたカラーイメージが、『底からイエローが続いて、頭の方が白のグラデーション調のカラー』でした。

ですので今回のユニット毎の色分けは、①〜④がイエローのユニットで、⑤と⑥をホワイトのユニットに決めました。

後はこれを普通にハーバリウムの瓶の中に詰めていきます。

簡単ですよね。

以下の状態が↓

④ユニットまでイエローの花材を入れた状態で、今度は⑤と⑥の残りの部分にホワイトのユニットを詰めていきます。

そして完成した状態がこちら↓

ちなみに、一番最後のトップの部分は以下のように↓

かすみ草で締めることによって、花材(特にあじさいなどの花びら)の浮きを防ぐ事ができます。

完成したハーバリウムがこちら

最終的に完成した状態がこちらになります。

最初に決めたカラーイメージのような作品が出来ているかと思います。

ちなみにこちらはオイルを入れたばかりの写真になるのですが、ここからオイルがあじさいに染みて薄くなってしまうので、実物はもう少し薄めの作品になりますかね。

ただし、今回紹介した『同じカラーのあじさいとかすみ草を重ねて1ユニットとする考え』は、一番初歩の状態ですので、この考えをベースにして色々な作品を作っていく事が可能になります。

ここからの応用パターン

最後に、ここからの応用パターンとして使える型を何個か紹介して終わりにしたいと思います。

それがこちら

ここからの応用パターン
  1. 色の境目などはふたつの色を重ねる
  2. あじさいとかすみ草の色を変えてみる
  3. ミックスした色で1ユニットとしても全然OK!!
  4. 同カラーの別花材を混ぜる
  5. あえて白や透明感を全面に押し出して、ワンポイント濃い色のあじさいで見せる!

主にここら辺ですかね。

その①:色の境目にふたつの色を重ねる

今回のケースで言う所の④のイエローの部分と⑤のホワイトの部分は色の境目になっているので、上の写真のようにあじさいの花びらをミックスするのもアリですね。

この事によって、よりグラデーションの雰囲気を出しやすくなります。

その②:あじさいとかすみ草の色を変えてみる

色味のバランスを取るのが難しくなりますが、上の写真のようにかすみ草とあじさいの色を変えるのもアリですね。

ただし最初は、『白と白以外の色』の組み合わせで練習するのがオススメです。

白自体が透明感を表現できる色になっていますし、白を入れる事によってカラーバランスの配置の失敗を減らす事ができます。

その③:ミックスした色で1ユニットとしても全然OK!!

こういったミックス形のあじさいを使用して、1ユニットを複数の色で構成してしまっても全然OKです!

全体としてのカラーバランスを取るのが難しくなりますが、やってみる価値はかなりあるかと思います。

一例を挙げるとこちら

こちらのハーバリウムについて詳しくは、以下の過去記事を参照してください↓↓↓

【あじさいが高くて困ったら】あじさいを使ったハーバリウムを作りたくなった方にオススメのレシピを紹介!!

2018.07.07

その④:同カラーの別素材を+アルファで混ぜる!

あじさいとかすみ草が最小単位のユニットと話しましたが、上の写真のようにこのふたつに違う花材を混ぜてもOKです。

その際のコツとしては、あじさいとかすみ草と“同系統のカラーの花材”を組み合わせる事によって、全体としてのバランスを整える事ができます。

その⑤:あえて白や透明感を全面に押し出して、ワンポイントで見せるのもアリ!

上の写真のように、あえて全面を白のユニットで構成した上で、ワンポイント濃い色のあじさいを散らす事でアクセントを作るのもかなりオススメです。

ぜひこちらも参考にしてみてください。

ハーバリウムのカラーデザインで困った時は、ユニットで考えるのがオススメ!!

いかがだったでしょうか?

今日は『ユニットで作るハーバリウム』の考え方について紹介してきました。

特に、『ハーバリウムのデザインで主にカラーが苦手だという人にオススメの手法』となっていますので、参考にして頂ければ幸いです。

それではまた!

ユニットを作るのに必要な特殊な色のオススメ花材は、以下の過去記事にまとめてありますので参考にしてみてください

【どのようにして、効率よく色々なあじさいを集めたか?】通販で買えるハーバリウム用のおすすめ紫陽花を紹介!!

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【厳選!おすすめ紫陽花!】白以外の特殊な色のハーバリウム用あじさいのオススメ品を紹介!!

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『このサイトについて』

『材料費の節約ときれいなハーバリウムを作るための考え方』

『All About100均ハーバリウム総まとめ』

『ハーバリウムオイルの選び方&長く愛用できるハーバリウムオススメ道具』

『ハーバリウムでまず揃えるべきオススメ花材』

『色々な花材の名前が学べる!ハーバリウムレシピ&ハーバリウム作品紹介』

 

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