どーも、こんにちは!
王道をていねいに解説する事にこだわり続ける「きらめきハーバリウムの管理人(@kirameki_hbrium)」です!
今日は、「ハーバリウムの考え方」に関する記事を書いていこうと思います。
今回考えていくテーマは、「100均ハーバリウムとの向き合い方」についてです。
ここで、『100均ハーバリウムって何だよ!』と思われる方もいるかと思いますが、ここでいう100均ハーバリウムとは、「100均の素材だけで作るハーバリウム」や「ハーバリウム専用オイルを使わない洗濯のりやベビーオイルを使ったハーバリウム」に代表される「なんちゃってハーバリウム」の総称だと思って頂いて結構です。
そんな100均ハーバリウムですが、ハーバリウム初心者の方がどのように向かい合っていくべきでしょうか?
今日はその事について考えていきたいと思います。
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目次
- 1 【向き合い方・心構えその①】「ハーバリウム」と「なんちゃってハーバリウム」は分けて考えた方がよい!
- 2 【向き合い方・心構えその②】「なんちゃってハーバリウム」は、「なんちゃってハーバリウム」として振り切るとめちゃくちゃ面白い!!
- 3 【向き合い方・心構えその③】ざっくりとした「オススメ!」の情報ほど役に立たないものはありません
- 4 【向き合い方・心構えその④】100均ハーバリウムとの向き合い方は、ユニクロとの向き合い方に似ている
- 5 【まとめ】100均ハーバリウムは、「①なんちゃってハーバリウムとして振り切るか」、「②長所と短所を理解した上での部分使いをする」のが自分の考えるベストな方法!
- 6 新たに「All About100均ハーバリウム!」と題して、100均ハーバリウム総まとめのページを作りました!
- 7 ハーバリウムに関する「役立つ情報」を様々な角度から書いています!
【向き合い方・心構えその①】「ハーバリウム」と「なんちゃってハーバリウム」は分けて考えた方がよい!
ひとつ目にオススメしたい心構えは、「ハーバリウム」と「なんちゃってハーバリウム」をしっかりと区別してハーバリウムを作っていく事が大切だという事です。
要は、「ハーバリウム」を作っている時は「ハーバリウム作品」を作っている事を意識して、「なんちゃってハーバリウム」を作っている時は「なんちゃってハーバリウム作品」を作っている事をしっかり自覚しながら作品を作っていくのがオススメです。
ちなみに、自分の中での「ハーバリウム」と「なんちゃってハーバリウム」の定義付けは、以下のように分類しています。
「ハーバリウム」⇒ドライフラワーやプリザーブドフラワーに代表される「天然の花材」と、ハーバリウム専用オイル(ミネラルオイルやシリコンオイル)を組み合わせたハーバリウム作品
「なんちゃってハーバリウム」⇒造花に代表される「人工的な素材」と、ハーバリウム専用オイルではない「ベビーオイル」や「洗濯のり」等の「ハーバリウム専用オイルの代替え品」を組み合わせたハーバリウム作品
こちらですね。
特に自分が一番良くないと思うのは、『「なんちゃってハーバリウム」の材料を使っているのに、「ハーバリウム」を作ろうとする事』です。
これについて、少し解説をさせてください。
100均ハーバリウムでは、キラキラしたハーバリウムはほぼ作れません

「なんちゃってハーバリウム」を作っている限り、上の写真のような「キラキラ系のハーバリウム」はほぼ作る事は出来ません。
※ここで“ほぼ”と付けた理由は、「今後100均店舗などで、プリザーブドフラワーのあじさいとハーバリウム専用オイルが発売されたらキラキラ系のハーバリウムが作れる」と言う意味で、“ほぼ”を付けました。
こういったキラキラ系のハーバリウムは、「あじさいに代表されるプリザーブドフラワーの花材」と「ハーバリウム専用オイル(※特にミネラルオイル)」、そして「自然光」の3つが合わさる事でキラキラして見えるのであって、「なんちゃってハーバリウム」を作っている限りこういった作品を作る事が出来ないという訳なんですね。
この事を特に、ハーバリウム初心者の方は覚えておくと良いでしょう。
なぜこのような事を改めて言うかというと、いわゆるまとめサイト等で「キラキラ系のハーバリウムインスタ写真と100均ハーバリウムについての文章」が合わさって紹介されているからなんですよね。
これが本当に良くない事だと自分は思っています。
『文章自体は100均ハーバリウムの紹介でありながら、貼ってある写真があじさいのキラキラ系ハーバリウム(※しかも他人のインスタ写真から拾ってきている)』
このような構成の記事を見せられたのでは、『100均の材料だけできれいなキラキラ系のハーバリウムを作れる!!』と思ってしまうのも無理はありません。
そして自分の周りにもいたのですが、『ハーバリウムについてのいい加減な記事を読む⇒造花などで材料を揃えてなんちゃってハーバリウムを作る⇒完成品があまりきれいに出来なかった⇒「あんな写真みたいに全然ならないじゃん!嘘だろ!!」と思う⇒ハーバリウムをやめる』こうなってしまう人が結構いるんですね汗。
これでは本当にもったいないと思うので、「ハーバリウム」と「なんちゃってハーバリウム」の線引きはハッキリとしておくのがオススメです。
少なくとも、「なんちゃってハーバリウム」の材料で「ハーバリウム」を作るのを目指すくらいだったら、初めから「ハーバリウム」の材料で「ハーバリウム」を作る事をしてしまった方が良いでしょう。
安物買いの銭失いにならないためにも…。
【向き合い方・心構えその②】「なんちゃってハーバリウム」は、「なんちゃってハーバリウム」として振り切るとめちゃくちゃ面白い!!
心構えその①だけを見てみると、自分が「ハーバリウムこそが絶対的な正義であって、なんちゃってハーバリウムなんて良くないよ!」と言ってるように感じる人がいるかもしれませんが、自分はそう思っている訳ではないんですよね。
むしろ、「なんちゃってハーバリウム」の材料の広がりの可能性については、おそらく誰よりも期待しているうちの一人です。
そこでオススメしたいのが、「なんちゃってハーバリウムは、なんちゃってハーバリウムとして振り切ってしまおう!」という心構えです。
例えば、以下の「なんちゃってハーバリウム」をご覧ください↓

この作品なんかはオイルも入っていませんし、そもそも花材系の材料も一切入っていません笑。
こちらの作品の構成は、以下のようになっていて↓

100均のダイソーで売られているインテリア用の「クラッシュストーン」を瓶の中に入れて、コルク型LEDでふたをしただけの作品となっています。

こちらがコルク型ledです。
正直この作品を「ハーバリウム」と言う人はほとんどいないでしょう。
ハーバリウムオイルも花材も使ってませんからね笑
ただ皆さんに見て欲しいのが、『こういったなんちゃってハーバリウムだからこその面白さは確実に存在する』という事なんですね。

このように、こちらの作品は夜に光らせる事が出来ますし、普通のハーバリウムにはない面白さに溢れています。
しかも簡単に作る事が出来て、子供達に見せるとかなり喜んでくれたりします。
というわけで皆さんにも、「なんちゃってハーバリウムだからつまらない!」という変な決めつけをしてほしくないと自分は思っています。
『「なんちゃってハーバリウム」は、なんちゃってハーバリウムだからこそ実現できる作品や素材がまだまだ発見されずに眠っています』
この事を、どこか頭の片隅に置いておかれる事をオススメします。
【向き合い方・心構えその③】ざっくりとした「オススメ!」の情報ほど役に立たないものはありません
『どんな情報を集めるかも大切です』
「100均ハーバリウム」の情報を集める時に、ザックリとした表現の情報とは距離を取る事をオススメします。
ザックリとした表現とは、例えば以下のような↓
『(具体名)の商品がオススメ!とだけ言って、その解説をしない』
『◯◯がオススメ!と言った後に紹介している関連写真とかが微妙なもの』
こういった表現は全てザックリとした表現で、あまり役に立たないと言えるでしょう。
要は、「オススメ!と言った後の“理由づけ”がしっかりとしているかどうか?」で見極めていく事が大切です。
こちらについては手前味噌になりますが、例えば自分の以下の過去記事では↓
きちんと複数の理由づけをした上で、「造花をハーバリウムに使うのは、あまりオススメではない」と言っています。
実は、「このような理由づけの部分をどれだけ情報として持つ事ができるか?」が、ハーバリウムの技術や素材に対する知識の向上に一番影響を及ぼすと言っても過言ではないので、皆さんもぜひ「理由づけがしっかりとした情報」をいっぱい集めてください。
この考え方は非常に大切です。
【向き合い方・心構えその④】100均ハーバリウムとの向き合い方は、ユニクロとの向き合い方に似ている
「理由づけ」や「情報提供の誠実さ」という点において、「100均ハーバリウム」との向き合い方は驚くほど「ユニクロ」との向き合い方に似たものがあります。
例えば、以下のように↓
- ユニクロをいかに効果的に使って、きれいなコーデを作るか?
- 100均をいかに効果的に使って、きれいなハーバリウムを作るか?
- オールユニクロコーデと短絡的に考えない。オールユニクロコーデを提唱する人は、アクセスが欲しいだけのケースが多い(皮肉)
- オール100均ハーバリウムと短絡的に考えない。オール100均ハーバリウムを提唱する人は、アクセスが欲しいだけのケースが多い(皮肉)
- ユニクロの中でも評判の良いアイテムをコーデに使う
- 100均の中でも評判の良いアイテムをハーバリウムに使う(※なぜその100均アイテムがオススメなのか?の理由付けがしっかりしたアイテムがベスト)
- ユニクロのアイテムの長所と短所を理解した上で、インナーだけ使う等の部分使いをする
- 100均のアイテムの長所と短所を理解した上で、一部分だけ使うなどの部分使いをする
こういった感じで、「100均ハーバリウム」との向き合い方は「ユニクロ」との向き合い方に似たものがあるんですよね。
この中で特にオススメしたいのは、「アイテムの長所が活きるような部分使いをどれだけ出来るか?」という視点です。
ユニクロとかでも、アイテムの長所と短所を理解した上で、その長所が活きるような「部分使い」が出来る人って素晴らしいですよね?
この事が100均ハーバリウムにも当てはまってきて、100均ハーバリウムの商品も良し悪しがあります。ただしその長所短所を理解した上で、その長所が活きるような「部分使い」をいかに出来るか?が、100均ハーバリウムにおいて重要な視点だと自分は考えています。
こういった事を踏まえてこのサイトでは、「ユーザー目線に沿った誠実性の高い情報(長所や短所、理由づけをしっかりと紹介した情報)」を、読者の方にしっかりと投げかけていくつもりでいますので、今後とも参考にして頂ければ幸いです。
【まとめ】100均ハーバリウムは、「①なんちゃってハーバリウムとして振り切るか」、「②長所と短所を理解した上での部分使いをする」のが自分の考えるベストな方法!

いかがだったでしょうか?
今日は、『100均ハーバリウムとの向き合い方』について紹介してきました。
長文でまとまりが悪いところもあったと思うので、最後にこの記事のまとめを書いて終わりにしたいと思います。
- 「ハーバリウム」は「ハーバリウム」の方向性で作り、「なんちゃってハーバリウム」は「なんちゃってハーバリウム」の方向性で作っていきましょう!
- 「なんちゃってハーバリウム」の材料で、「ハーバリウム」を作る事を目指すのはオススメしません
- 実は「なんちゃってハーバリウム」は、色々な面白い作品を作れる可能性に溢れている!
- なんちゃってハーバリウムは、なんちゃってハーバリウムとして振り切ると面白い!
- 「100均ハーバリウム」として万人にオススメしたいのは、「100均の素材の長所と短所を理解した上で、部分使いをしていく」という方向性で考えていく事!
- ハーバリウムの情報収集は、「理由付け」がしっかりとした情報を集めていきましょう!
主にこちらの6点ですね。
こちらの記事に関しては特に、ハーバリウムを始めたばかりで『ちゃんとしたハーバリウム作品を作りたい!』と思われていた方や、普段から『どの情報を信じたら良いかわからない!』と思われていた方に対して非常に役立つと思うので、ぜひ参考にしてみて下さい。
それでは今日はここまでです。
ではまた!
新たに「All About100均ハーバリウム!」と題して、100均ハーバリウム総まとめのページを作りました!

新たに「All About100均ハーバリウム!」と題して、100均ハーバリウムの総まとめのページを作りました。
100均ハーバリウムは気になっている方も多いと思いますので、ぜひ参考にしてみて下さい!
ハーバリウムに関する「役立つ情報」を様々な角度から書いています!

『付け焼き刃の情報を集めても木の枝葉にしかならないと思っているので、時間が経っても色あせないハーバリウムの「濃い」情報を、このサイトから「丁寧」に発信しています!!』
ハーバリウムに関する様々な情報を発信していますので、ぜひ以下の「まとめ記事」から自分好みの記事を見つけてみて下さい。
『ハーバリウムオイルの選び方&長く愛用できるハーバリウムオススメ道具』
『色々な花材の名前が学べる!ハーバリウムレシピ&ハーバリウム作品紹介』