【ハーバリウム作りで一番大切な事】具体的な主役を決めてからハーバリウムを作る事の大切さとメリットについて

どーも、こんにちは!
王道をていねいに解説する事にこだわり続ける「きらめきハーバリウムの管理人(@kirameki_hbrium)」です!

今日は「ハーバリウム作りにおいて最も大切だと思う事」について話していきたいと思います。

ここで「最も大切な事」と聞くと
『使用する花材はプリザーブドやドライフラワーを使う』
『使用するオイルの使い分けが出来るようになる』

みたいな「ノウハウ系」の話をイメージされる方が多いと思いますが、今回の記事ではもっと根源的で誰にでも使える「ひとつの考え方」について話していこうと思います。
自分も普段から意識している事なので、皆さんもぜひ試してみてください!
ではどうぞ!

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目次

【問いかけ】何を意識してからハーバリウムを作り始めますか?

今回皆さんに問いかけたいのは、この事だけです。

『ハーバリウムを作り始める前に、何を意識してからハーバリウムを作っていますか?』

これですね。
そして、人によって花材や使う花の種類等、意識する事は色々で違っていると思います。

この「何を意識するか?問題」について、自分はひとつの考えを持っているので、今日はその考えを紹介しようと思います。

ハーバリウムを作る前に、「カラー(色)を主役」と「花材を主役」の2軸で考えて、「どちら側に寄せた作品を作るのか?」を決めてしまいましょう!

『ハーバリウム作品を作る前に、「カラー(色)」と「花材」というふたつの視点で、どちらの方向に寄せた作品を作るのかを決めてしまうのがオススメ!』

今回の記事で伝えたい事はこれです。

まずひとつ目に大切だと思う事が、以下の↓

大切なふたつの方向性
  1. 「色」を主役にする
  2. 「花材」を主役にする

自分がこれから作るハーバリウムに対して、「色を主役にするのか?」または「花材を主役にするのか?」というふたつの視点で、作品の方向性を決めてしまう事です。

それを踏まえた上で、「どちらの軸にどれだけ寄せた作品を作るか?」まで決められたら、更に良いですね。
これについて少し説明させて下さい。

ハーバリウムの考え方のイメージを図で紹介!

自分が言いたい事のイメージはこのような感じで、片方に「色」の軸があり、もう片方に「花材」という軸があります。
そしてその直線上にメモリが出来ていて、これから自分が作ろうとするハーバリウムが矢印で『どの辺に位置するのか?』を考える事をオススメしたいんですよね。

特にハーバリウム初心者に、この方法はかなり使える考え方となっています。

【一番のメリット】これから作るハーバリウム作品の大まかな難易度が判別できる!

『色を主役にすればするほどハーバリウム作品の難易度は下がり、簡単に見栄えの良いハーバリウムが作りやすくなります!』

この記事で伝えたい事の核はここにあって、「色」を主役にすればするほど(数直線上で赤い矢印を左に持っていけばいくほど)、ハーバリウム作品の難易度は下がっていくんですね。
※ここで言う難易度とは、「見栄えの良いハーバリウムを作るための難易度」の事を指します。

ですので、ハーバリウム初心者の方は最初のうちは「色」だけを主役にしたハーバリウムを作っていく事をオススメします。

【色を主役にするとは?】色を主役にしたハーバリウムの製作例を紹介!!

【ユニットで考える方法】カラーデザインで困った時にオススメしたいハーバリウムの作り方を紹介!!

2018.07.18

では、『色を徹底的に主役にしたハーバリウムとはどのような作品の事を指すのでしょうか?』
それを伝えるために参考になるのが、上のリンクの過去記事で製作したハーバリウムになります。

こちらの作品は、以下のように↓

具体的な花材を決める前に、大まかな色の設計をしてしまっています。

この「大まかな色の設計をしてしまう」というのがミソで、これをする事でハーバリウム製作の難易度は大幅に下がるんですね。

つまりこのように「大まかな色の設計を最初にしてしまう」という事が「色を主役にする」とほぼ同じような意味合いで考えてもらって結構です。

『大まかなカラーデザインを決めてしまってから、使いたい花材を決めていく』

このように、「色→花材」という順番でデザインを決めていくと、かなり簡単にきれいなハーバリウムが作りやすくなるので、初心者の方は覚えておくと良いでしょう!

【これを考えるだけでOK!】色を主役にした時は、配色の原則を意識した設計をするだけでほぼOKです!

前提として、ある程度の花材の名前を知っていないといけないと思いますが、「色」を主役にしたハーバリウムを作る時は、「配色の原則を意識したカラー設計」を行うだけできれいなハーバリウムが作れると自分は考えています。

例えば、「配色の原則を意識したカラー設計」とは以下のような事です。

配色の原則を意識したカラー設計の考え方の一例
  1. 1色のみで構成する
  2. 1色+白で構成する(※1色+シルバーやゴールドもオススメ!)
  3. 同系色でまとめる
  4. 補色反対色を効果的に使う!
  5. 【上級】背景色をつける(※背景色の自作の方法を別記事で紹介します!)

ハーバリウムに使える配色だと、目ぼしいのはこの5つくらいですかね。

ハーバリウム初心者の方は特に、「1色のみ」、「1色+白」、「同系色でまとめる」を意識したハーバリウムを作るのがオススメです。
この3つのパターンは材料集めも容易で、かなり簡単に作れますので。

参考にしてみて下さい。

【色が主役のもうひとつのメリット】「色」or「花材」が主役で色々な事が見えてきます!

「色」or「花材」が主役という視点でハーバリウムを眺めてみると、色々な事が見えてきます。

その一例を挙げると、例えば以下のような↓

ハーバリウム 丸ボトル (マリンブルー)
プリザーブドフラワーカフェ

ネット上で売られている「ハーバリウムの完成品」を見てみると、そのほとんどが「色」を主役として考えたハーバリウムになっているんですね。

これがどういう事を意味しているかというと、「色が主役のハーバリウムは、量産するのにも向いている」という事です。

というのも、大まかな色を最初に決めてしまったら、ちょっとした花材の違いが出たところで全体の見栄えはそれほど大きく変わってきません。
一方、「花材」を主役にするとどうなるかというと、「花材」自体が天然物という事もあり工業製品ではないので、世の中に全く同じサイズ感の花材は存在しないんですよね。
この事が影響して、花材を主役としたハーバリウムの見本を作って量産しようとしても、かなり再現性は低く、全く違った見た目の作品になってしまうという事が多々あります。

こうした理由から、「花材」を主役にしたハーバリウムは、量産するのには向いていません。

ですので、自作のハーバリウムを今後ミンネ等のフリマサイトで売ろうとしている方は、「色」を主役という視点で作品の構想を考えていくと良いと思います。

【※補足①】花材を主役にする場合でも、「1種類の花材」しか使わない場合はかなり簡単にハーバリウムが作れます!

こちらのハーバリウム作品は、『自作のかすみ草を使いたい!』という気持ちで作った「花材」が主役のハーバリウムになります。

ただしこういった作品のように「1種類の花材しか使わない」ケースの場合は、かなり簡単に作品を作る事が出来るので、こちらのケースは例外とさせて下さい。

【※補足②】「色」と「花材」以外の別軸として、「イメージソースを設定してしまう」というパターンもあります!

ここまで「色」or「花材」を主役とする考え方を紹介してきましたが、違うパターンとして「イメージソースを決めてからハーバリウムを作る」という考え方もあるので、ここで紹介させて下さい。

ここで言う「イメージソース」とは、例えば『海』、『夏』、『秋』、『ハロウィン』、『クリスマス』、『河原』、『正月』等のように、具体的な作品の方向性がある程度決まってしまっている事柄を指します。

自分が今まで作ってきたハーバリウムで見ていくと、以下のような作品は「イメージソース」を考えてから作った作品になります。

「海」がイメージソース

「クリスマス」がイメージソース

主にこのふたつは、「イメージソース」からデザインを考えたハーバリウムになります。

「イメージソース」からハーバリウムを設計するのは、初心者にもオススメです!

イメージソースからハーバリウムを設計する事は、実はハーバリウム初心者にもオススメの方法と言えます。
というのも、イメージソースからハーバリウムを設計する場合、使用する材料がある程度限られてしまうため、材料さえ揃えてしまえばどんな人が作ってもきれいになりやすいというのがその理由です。

ですので、ハーバリウム初心者の方は「イメージソース」という視点から作品を作ってみる事もオススメします。
そのために必要な材料や情報は、このサイトでどんどん紹介していくつもりです。

『「色」・「花材」・「イメージソース」のどれを主役にしていくか?』と考えてから作品を作ってみて下さい!

いかがだったでしょうか?
今日は、『ハーバリウム作りにおいて最も大切だと思う事』について紹介してきました。

かなりわかりづらい所もあったかと思いますが笑、最後にこの記事のまとめを書いて終わりにしたいと思います。

この記事のまとめ
  • 「カラー(色)を主役」「花材が主役」の二軸で考えてみよう!
  • 「色を主役」に寄せるほど、作品の難易度が下がり簡単に作りやすい!
  • 「色を主役」にした時は、最初に「色の設計」をして、次に「使用する花材を決める」という手順でデザインするのがオススメ!
  • 「色を主役」にした時は、基本的に「配色」の原則を意識してデザインすればOK!
  • 「色を主役」にした場合、作品の「量産」もしやすい!
  • 自作のハーバリウムをフリマサイトで売りたい場合、「色が主役」ベースで作品を設計しよう!
  • 『海』や『クリスマス』等の「イメージソース」があるパターンは、「色」と「花材」とは別軸で考えよう!
  • 「イメージソースで設計するハーバリウム」は、使用できる材料が限定されてくるので、実はハーバリウム初心者にもオススメ!

主にこちらの8点ですね。

特にハーバリウム初心者の方はぜひ
『色を主役にすると簡単できれいなハーバリウムを作りやすい』
『イメージソースから考えるハーバリウムも初心者にはオススメ!』
という事だけでも覚えておく事をオススメします。

それでは今日はここまでです。
ではまた!

ハーバリウムに関する「役立つ情報」を様々な角度から書いています!

『付け焼き刃の情報を集めても木の枝葉にしかならないと思っているので、時間が経っても色あせないハーバリウムの「濃い」情報を、このサイトから「丁寧」に発信しています!!』

ハーバリウムに関する様々な情報を発信していますので、ぜひ以下の「まとめ記事」から自分好みの記事を見つけてみて下さい。

 

『このサイトについて』

『材料費の節約ときれいなハーバリウムを作るための考え方』

『All About100均ハーバリウム総まとめ』

『ハーバリウムオイルの選び方&長く愛用できるハーバリウムオススメ道具』

『ハーバリウムでまず揃えるべきオススメ花材』

『色々な花材の名前が学べる!ハーバリウムレシピ&ハーバリウム作品紹介』

 

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