【無駄金を使わないための重要な考え方】ハーバリウム初心者向けの「扱いやすい花材と扱いにくい花材」を見分けるひとつの方法

悩み人
ハーバリウムで色々な花材が売ってるけど、値段が高いものが多いから失敗したくないんだよね。
ハーバリウムの花材を選ぶ時に、何か選ぶ基準みたいなのってあるのかな?
きらめきハーバリウム管理人
今日は、「ハーバリウムにおいての扱いやすい花材と扱いにくい花材の見分け方」を紹介していきます。
特に、「無駄金をできるだけ無くして、使いやすい花材をコスパよく揃えていきたい!」と考えている人にオススメですので、ぜひ参考にしてみて下さい!

どーも、こんにちは!
王道をていねいに解説する事にこだわり続ける「きらめきハーバリウムの管理人(@kirameki_hbrium)」です!

今日は、『ハーバリウムの考え方』関連の記事を書いていきます。
今回掘り下げていきたいのは、「どんな特徴を持った花材材料がハーバリウムに使いやすいのか?」というテーマについてです。

一般的に「使いやすい花材」の話をすると、商品の具体名を出して『(具体名)の商品がハーバリウムにオススメ!!』という感じで紹介していくケースが多いかと思われます。

しかし今回の記事で、自分が書いていきたい事はもっと根源的で、「そもそもどういう特徴を持った花材がハーバリウムに使いやすいのか?」という事を掘り下げて言語化してみたいと思っています。

『花材を買ってみたけど、ハーバリウムには使いづらかった…』
『なるべく花材にお金をかけたくない』
『無駄金を使わずに、効率よく自分が好きな花材を集めたい』

こう思った経験が皆さんにもあるかと思います。
今回はこういった疑問を解消しつつ、「無駄金を使わないために役立つ考え方」を皆さんに紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい!
ではどうぞ!

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目次

【ハーバリウムでの失敗しない花材選びのポイント!】『見せたくない面がどれくらいあるか?』という視点で花材材料を選びましょう!

いきなり今回の記事の結論を申し上げると、『花材を見た時に見せたくない面がどれだけあるか?』という視点で、ハーバリウムに使う花材選びをしてみてください!

こう考えていく事が非常に有効であり、大切になってきます!

この考え方を花材選びに取り入れる事で、ハーバリウム初心者の方でも「扱いやすい花材と扱いにくい花材」の線引きがしやすくなり、花材選びの失敗を大幅に減らす事が可能になります。

具体的には、以下のように分けて考えてみてください。

「扱いやすい花材と扱いにくい花材」の分類の仕方
  • 「見せたくない面」が少ない⇒ハーバリウムに扱いやすい花材
  • 「見せたくない面」が多い⇒ハーバリウムに扱いにくい花材

こちらですね。

この分類方法もいたってシンプルな分け方で、要は「見せたくない面がいっぱいあるのなら、その花材はハーバリウムで扱うのは難しい(難易度が高い)」という、ただそれだけの話なんですね。

ただし、その効果は絶大で、この考え方を意識するだけで本当に「材料選びの失敗による無駄金使い」を大幅に減らしていく事が可能になります。

【360°見まわす事が大切!】「見せたくない面」を考える時は、「表面・側面・裏面」のように、あらゆる角度から考えていく事が大切です!

それでは、どのような基準で見せたくない面を見つけていけば良いのでしょうか?

これに対しての回答は、「360°全てを見回していく意識で、花材の上下左右と表と裏を見ていけばOK」です!

『花材をあらゆる角度から見て、見せたくない部分を探していく』
こういった姿勢が重要となってくるわけですね。

これに関しては、以下の過去記事の↓

【瓶選びはこう考えよう!】ハーバリウム初心者に役立つオススメのハーバリウム瓶の選び方を紹介!!

2018.10.13

「効果的なハーバリウム瓶の選び方」に通じるものがありますかね。
この瓶選びと同じように、「表面・側面・裏面」で考えていく事が花材選びにも使える方法となっています。

【花材の考え方の一例】「見せたくない面がどれくらいあるか?」という考え方の実際の使い方を紹介!!

『実際にどんな感じで、花材の見せたくない面を見つけていくのか?』と、疑問に思う方もいるかと思いますので、ここで実際の花材を例に挙げ、「扱いやすいor扱いにくい」の選別を行ってみたいと思います。

ぜひ参考にしてみて下さい!

ケースその①:紫陽花(あじさい)

まずひとつ目に検証していく花材が、こちらの「紫陽花」になります。

紫陽花に関しては上の写真のように、表面と裏面に関してはほぼパーフェクトと言って良いほど、「見せたくない部分」がありません。
また、側面に関して「ほぼ◎」という評価になっているのは、実際の写真だと平面的で薄っぺらい見栄えになっていますが、実際にハーバリウムオイルの中に紫陽花を入れてしまうと以下のように↓

オイルの染み込みによって側面の見栄えなど関係なくなってしまうので、「ほぼ◎」の評価にしました。
※個人的には、「◎」の評価でも良いくらいだと思っています。

このように、「表面・側面・裏面」等の色々な角度から花材を見た時に、『見せたくない部分がない=◎の評価が多い』花材ほど扱いやすいという訳です。
わかりやすいですよね。

それではどんどん、違う花材を順番に検証していきましょう!

ケースその②:千日紅

次に検証していくのが、こちらの「千日紅」という花材になります。

千日紅に関しては、「見せたくない部分がない」を通り越して、「どこから見てもほぼ同じに見える」という素晴らしい花材になっています。
そしてもちろん、「表面・側面・裏面」の評価は全て「◎」となっていて、こちらも扱いやすい花材と言って良いでしょう!

ケースその③:ミニカスミ草

お次は、ハーバリウム定番の「ミニカスミ草」を見ていきます。

こちらも「表面・側面・裏面」全てが似たような見栄えになっていて、評価は全て「◎」に落ち着きました。
ですのでやはり、ミニカスミ草も非常に扱いやすい花材と言えるでしょう!

ケースその④:ヘリクリサム

次はこちらの「ヘリクリサム」を見ていきましょう!

こちらに関しては「表面・側面・裏面」で、かなり評価が分かれています。

一番見せたい肝心の「表面」に関しては当然「◎」となっていますが、「側面」に関しては『見えてもいいけど、あまり見栄えは良くない』という意味で「△」の評価、そして「裏面」に関しては『あまりきれいではないと感じる』ので「△or×」の評価となっています。

このように「表面・側面・裏面」を見回してみて、△や×がついてしまう花材は、見せたくない部分がある花材となっているので、扱いが難しい花材と言えます。
(※「×」だからと言って使えないというわけではなく、「扱いが難しく配置に苦労する」という意味で捉えて頂ければ幸いです。)

ですので、こういった花材を使う時は「どのように△や×の部分を隠すか?」という視点を持って、ハーバリウムを作っていく事が大切です。

ケースその⑤:造花の花びら

それでは最後に、「造花の花びら」を見ていきましょう!

この材料に関しては、以下の過去記事でも↓

【造花はハーバリウムに使える?】ハーバリウムに造花を使う時に考えるべき4つの事

2018.07.23

「オススメしない花材」として紹介してきましたが、今回のような「見せたくない部分はあるのか?」という視点で見ても、やはり造花の花びらはオススメできないという結果に落ち着きました汗。

「表面」に関しては当然「◎」となっていますが、「側面」に関しては『薄っぺらくて見栄えがあまり良くない』という意味で「△or×」の評価、そして「裏面」に関しては『茎の部分がいかにも人工的な見た目をしていて見せたくない』ので「×」の評価となっています。

ですので、造花の花びらは正直「見せたくない部分が多過ぎる」ので初心者の方にはオススメしません。
安いので使いたくなる気持ちもわかるんですけどね汗。

まとめ

自分がまだ使った事がない花材を見た時は、ぜひ「見せたくない部分はあるか?」という視点でその花材をあらゆる角度から眺めてみてください!
そして、あらゆる角度から「◎・△・×」の評価をするだけで、「ハーバリウムに扱いやすい花材かどうか?」がある程度見えてきて、買い物の失敗も大幅に減らす事が出来ます!

【更に掘り下げ】「◎・△・×」の評価付けで大切な事を紹介!

「見せたくない部分はあるか?」という視点で「◎・△・×」の評価を付けていく事が大切だと言いましたが、これに関連する「役に立つ考え方」が何点かありますので、それを紹介してこの記事を終わりにしたいと思います。

その①:同じ花材名でも「扱いやすさが異なる花材」もあります!

△同じ「シルバーデージー」でも、その開花具合によって扱いやすさが異なるケースもあります!

【この2種類の使い分けは覚えておこう!】ハーバリウムにオススメのシルバーデージーの選び方について解説!!

2018.09.15

こちらの過去記事でも紹介しましたが、この「シルバーデージー」のように、『同じ花材名だとしても使いやすさが異なるもの』も現実には存在しています。

ですので、「(商品の具体名)は扱いやすい!」と短絡的に考えるのではなくて、『実際の商品写真を見る⇒「見せたくない部分はあるか?」と考えてみる⇒「◎・△・×」の評価付けをしてみる』といった具合に花材と向き合っていく事が大切です。

その②:「平面的な薄っぺらい花材」よりも、「立体的で丸みのある花材」の方が「◎」が付きやすい!

△左:「平面的で薄っぺらい」花材の一例 右:「立体的で丸みのある」花材の一例

開花した花びらのような「平面的で薄っぺらい花材」というのは、扱いにくい花材になるケースが多いと感じます。
どうしても「側面」の評価が「△or×」になってしまうので、扱いの難しさが少なからず出てきてしまうというのが、その一因として考えられます。

一方で、千日紅やまだ完全に開花していないシルバーデージーに代表される「立体的で丸みのある形の花材」というのは、安定的に「◎」が付きやすい印象がかなりあります。

イメージとしてはこんな感じです。

『立体的で丸みがある花材(どこから見ても同じように見えやすい花材)は、ハーバリウムに使いやすい』

こちらも合わせて覚えておくと良いでしょう!

その③:花材の切り方によって見せたくない部分が出来てしまう事もあるので注意!

『花材の切り方によって、新たに見せたくない部分が出来てしまうケースもあるので注意!』

「ミニカスミ草」のように、安定的に「◎」がつく花材でありながら、自分の切り方によって新たに「見せたくない部分」が出来てしまうケースもあるので注意してみてください。

「ミニカスミ草」の場合は、茎の先端が出てしまうとあまりきれいではないので、そういった「花材の切る場所」においても、「切った後に見せたくない部分は出来ないか?」という事を意識しながら作業をしていくのが大切です。

ちなみに、ミニカスミ草に関しては以下のように↓

先端のちょびっと出ている部分を完全に切ってしまって、「Vの字」の状態でかすみ草をハーバリウムに使っていくのがオススメです。

「かすみ草のオススメの切り方」等に関しては、以下の過去記事に詳しくまとめてあるので、気になった方はこちらの記事も合わせて読んでみてください↓↓↓

【最初にこれだけは知っておこう!】ハーバリウム用かすみ草のオススメを探す前に知っておくべき10の事

2018.08.02

その④:花材を瓶の中に入れる「向き」にも気をつけましょう!

『花材を瓶に入れる時は、「花材の入れる向き」にも気をつけましょう!』

上の写真のように「花材を逆さまに」入れてしまっていたりすると、それだけで見せたくない部分が生まれてしまったりする事があります。

ですので、瓶の中に花材を入れる段階でも『花材を入れる向きや角度はこれで大丈夫かな?』と、自問しながら作業をしていく事も大切です。

ハーバリウムでの花材材料の扱いやすさを知りたい時は、『見せたくない部分があるかどうか?』を考える事が有効です!

いかがだったでしょうか?
今日は、『どんな特徴を持った花材材料がハーバリウムに使いやすいのか?』について掘り下げてきました。

本当に自分で言うのもアレですが笑、『見せたくない部分がどれくらいあるかどうか?』という視点でハーバリウムに使用する花材を考えていく方法は、初心者から上級者の方までかなり有効で使える方法だと思っています。
ですのでぜひ、花材選びに迷われた時は、この視点でもって花材について考えてみてください。

無駄金使いを減らす事も出来ますし、自分が本当にハーバリウムに使いたい花材にいち早く到達する事も可能にしてくれると思いますので。

それでは今日はここまでです。
ではまた!

ハーバリウムに関する「役立つ情報」を様々な角度から書いています!

『付け焼き刃の情報を集めても木の枝葉にしかならないと思っているので、時間が経っても色あせないハーバリウムの「濃い」情報を、このサイトから「丁寧」に発信しています!!』

ハーバリウムに関する様々な情報を発信していますので、ぜひ以下の「まとめ記事」から自分好みの記事を見つけてみて下さい。

 

『このサイトについて』

『材料費の節約ときれいなハーバリウムを作るための考え方』

『All About100均ハーバリウム総まとめ』

『ハーバリウムオイルの選び方&長く愛用できるハーバリウムオススメ道具』

『ハーバリウムでまず揃えるべきオススメ花材』

『色々な花材の名前が学べる!ハーバリウムレシピ&ハーバリウム作品紹介』

 

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