どーも、こんにちは!
王道をていねいに解説する事にこだわり続ける「きらめきハーバリウムの管理人(@kirameki_hbrium)」です!
今日は「ハーバリウムの寿命」についての記事を書いていこうと思います。
『ハーバリウムの寿命って、そもそもどれくらい持つの?』
『ハーバリウムの寿命について諸説あるけど、一体どれを信じたら良いのかわからない…』
このような疑問を抱いている方に向けて、実例や自分の体験談を交えながら自分の考える「ハーバリウムの寿命」についての考えを紹介をしていく予定ですので、ぜひ参考にしてみて下さい!
ではどうぞ!
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目次
- 1 【ハーバリウムの寿命はどれくらい?】一般的に言われている「ハーバリウムの寿命」には諸説あり!
- 2 【更に掘り下げ】『ハーバリウムの寿命は○○年の期間くらい持つ』という答え方は、「半分正解で半分不正解の回答」だと自分は考えています
- 3 【まとめ】「具体的な期間」でハーバリウムの寿命を語るのではなくて、「使用する花材の種類によってハーバリウムの寿命は様々」と言ってしまった方がより丁寧!
- 4 【ハーバリウムで色落ちしやすい花材とは?】とりあえず「紫陽花」だけは押さえておきましょう!
- 5 【※補足】「色落ちしやすい=ダメな花材」とはならない!紫陽花は「桜」のように考えるのがオススメ!!
- 6 「ハーバリウムの寿命」を断定的に表現する事は出来ない!
- 7 【P.S.】それでも断定的に言ってほしい人へ向けて、自分の経験から見てきた「ハーバリウムの寿命」を紹介!!
- 8 ハーバリウムに関する「役立つ情報」を様々な角度から書いています!
【ハーバリウムの寿命はどれくらい?】一般的に言われている「ハーバリウムの寿命」には諸説あり!
『一般的に言われているハーバリウムの寿命には諸説あり!』
ハーバリウムの寿命に関して、色々な本やネットの情報を見てみると、「1年から半永久的に持つ」と書いているものもあれば、「半年から1年くらいまできれいに維持できる」といったものまで様々な情報がある事を、まずは前提条件として押さえておきましょう!
実は大切なのは「“きれい”にハーバリウムが維持できているかどうか?」という視点!
なぜこのような様々な情報が交錯しているかというと、「きれいにハーバリウムが維持できているかどうか?」という視点を考えるか考えないかで、その寿命は大きく変わってきてしまうからなんだと思っています。
例えば普通にハーバリウムを作ってみて1年が経過したとします。
そして実際に、そのハーバリウムの見た目が汚くなってしまった状態を考えてみて下さい。
その時に「きれいかどうか?」という視点を持っている人は、そのハーバリウムを「ダメになった」と感じると思いますし、逆に「きれいかどうか?」が関係なくて、ただ「ハーバリウムが持っているかどうか?」という視点でそのハーバリウムを見ると「普通にまだ大丈夫(持っている)」という判断になります。
これが「ハーバリウムの寿命」に関して、色々出てしまう大きな理由ひとつだと自分は考えています。
ですので、もしも「ハーバリウムの寿命」を考える時には、ぜひ「そのハーバリウムがきれいさを維持できているかどうか?」という視点で考えてみる事をオススメします。
【更に掘り下げ】『ハーバリウムの寿命は○○年の期間くらい持つ』という答え方は、「半分正解で半分不正解の回答」だと自分は考えています
更に「ハーバリウムの寿命」について掘り下げてみると、以下のように↓
『ハーバリウムの寿命は1年くらいきれいに持つ』
『ハーバリウムの寿命は半年から1年くらいきれいに持つ』
このような形で「ハーバリウムの寿命」について答える事は、「半分正解で半分不正解」の回答だと自分は考えています。
これについては、少し実際のケースを交えて説明させて下さい。
ハーバリウムは「色落ち」も考慮しなくてはいけないという話
自分はこちらの「紫陽花ハーバリウム」を2018年7月に作りました。
上の写真のように製作して間もない時は、自然光との相性も良くキラキラしていてきれいですよね。
しかしですね…
これを製作してから約7ヶ月後の2019年1月現在はどうなっているかというと、以下のように↓
完全に花材が「色落ち」してしまっている状態になっています。
つまりここで何が言いたいかというと、「使用する花材によっては色落ちが発生しやすい」という事をぜひ知っておいてほしいんですね。
実際に「ハーバリウムの寿命」を語る時には、ほとんどの人が見落としがちですが、この「花材の色落ち」の問題も考慮しなくてはいけません。
「ハーバリウムの寿命」と「花材の色落ちの問題」は、切っても切れない関係があるという訳です。
ハーバリウムに色落ちが発生してしまうメカニズム
なぜこのような「色落ち」が発生してしまうかというと、それはハーバリウムに使用できる花材の「プリザーブドフラワー」が「脱色→染色」という過程を経て作られるので、どうしても「ハーバリウムオイルに浸かっていると時間経過で染料が落ちてしまう」現象が発生してしまいます。
ただしこれも、「使用する染料や花材によって色落ちにかかる時間は様々」です。
※更に複雑な事を言うと、「使用する染料の色(赤・ピンク・黄色・青etc…)」によっても、色落ちしやすかったりしにくかったりがあります。
【まとめ】「具体的な期間」でハーバリウムの寿命を語るのではなくて、「使用する花材の種類によってハーバリウムの寿命は様々」と言ってしまった方がより丁寧!
というわけでまとめです。
『ハーバリウムの寿命は1年くらい持つ』という様な言い方をするのではなくて、『使用する花材の種類によって色落ちのしやすさが違うのだから、「きれいにハーバリウムを保てているかどうか?」という視点で考えた時は、ハーバリウムの寿命は本当に様々』というのが、ハーバリウムの寿命に対する一番誠実な回答だと自分は考えます。
【ハーバリウムで色落ちしやすい花材とは?】とりあえず「紫陽花」だけは押さえておきましょう!
では、『ハーバリウムで知っておくべき色落ちしやすい花材はあるのでしょうか?』
それについて自分は、「プリザーブドフラワーの紫陽花」だけはぜひ押さえておいて下さいと言いたいですね。
というのも、紫陽花だけは別格で色落ちがしやすいんですね汗。
あくまでこれも体験談からの話になってしまうのですが、「プリザーブドフラワーの紫陽花が色落ちしやすい」というのは、紛れもない事実だと思います。
ですので「紫陽花ハーバリウム」を作る時は、作る前から『このハーバリウムの寿命は短くなるな…』と前もって心構えをしておく事をオススメします。
【※更に掘り下げ】自分の手持ちの「ハーバリウムに使える紫陽花」の中で、ダントツに色落ちしない紫陽花がコチラ!
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『ハーバリウムに使える紫陽花の中で、色落ちがしにくい紫陽花はどの色の商品かな?』と疑問に思った事がある人のために補足しておくと、自分の手持ちの紫陽花の中では、この色の紫陽花がダントツで色落ちしにくかったです。
特に、以下のような↓
「花びらで魅せる系」の紫陽花ハーバリウムは、色落ちがかなり死活問題になってくるので、この紫陽花は本当にオススメです。
ぜひこちらの情報も合わせて参考にしてみて下さい。
【※補足】「色落ちしやすい=ダメな花材」とはならない!紫陽花は「桜」のように考えるのがオススメ!!
ここまで記事を読んできて『紫陽花は色落ちがしやすいんじゃ、あまり良くない花材だな…使いたくないかも…』と思う人がいるかもしれないので、最後に補足説明させて下さい。
たしかに紫陽花が色落ちしやすい花材である事は間違いないのですが、それでも自分はハーバリウム未経験者の方に「紫陽花」を使う事をオススメしたいですね。
もっと言えば、未経験者の方にオススメしたい花材のNo. 1だと思っています笑。
理由としてはやはり、上の写真のように「ミネラルオイルと組み合わせた時のキラキラ感が唯一無二の存在」であり、ハーバリウムの醍醐味を一番味わえる花材である事は間違いないと思うからです。
『唯一無二のキラキラ感で寿命が短い…』
まさに紫陽花は、ハーバリウム界の「桜」的な存在だと言えるでしょう。
ですので、桜と同様に「儚さ」も同時に意識すると、より紫陽花ハーバリウムを楽しめるのかもしれません。
「ハーバリウムの寿命」を断定的に表現する事は出来ない!
いかがだったでしょうか?
今日は、自分の考える「ハーバリウムの寿命に関する一番誠実な回答」を紹介してきました。
記事が長くなってしまったので、最後にこの記事の要点をまとめて終わりにしたいと思います。
- 一般的に言われているハーバリウムの寿命には諸説がある!
- ハーバリウムの寿命を考える時は、「きれいにハーバリウムを維持できているかどうか?」という視点で考える事が大切!
- 「ハーバリウムの寿命は○年くらいきれいに持つ」という言い方は、半分正解で半分不正解
- ハーバリウムの寿命を考える時は、花材の「色落ちのしやすさ」を同時に考えた方が良い!
- 「プリザーブドフラワーの紫陽花」は、圧倒的に色落ちがしやすい…
- 「色落ちしやすい=ダメな花材」ではないので、注意が必要!
こちらですね。
ぜひ参考にしてみて下さい。
【P.S.】それでも断定的に言ってほしい人へ向けて、自分の経験から見てきた「ハーバリウムの寿命」を紹介!!
『何だよ!結局寿命に関しては曖昧な答えしかないのかよ!』と思う人もいると思うので、(自分がこの記事を読む側だったとしても多分そう思うかと笑)自分が今までハーバリウムを作ってきた経験からみた「ハーバリウムの寿命」を答えていきたいと思います。
※あくまで「断定的に言えないけど、断定的に言ってみる」という程での自分の考えなので、参考にする程度に考えて頂ければ幸いです。
その①:紫陽花ハーバリウム
使用する色によっては、2ヶ月くらいで『色が落ちてきたなぁ…』と感じるものもあった。
紫陽花ハーバリウムは、半年きれいに持ってくれればかなり良い方だと思っている。
一年以上きれいなままの紫陽花ハーバリウムというのは、ちょっと考えられない…
現実味がないかも。
その②:紫陽花以外のプリザーブドフラワーをメインで使用したハーバリウム
紫陽花を使っていないので、「半年」までの間は普通にきれいなままの状態でいてくれるハーバリウムが多いイメージ。
『ちょっとにごってきたなぁ…』と思っても、自然光にちょっと当てるとかなりきれいに見えるものが多いので、「半年から1年以上」は普通に持ってくれるハーバリウムが多そう。
その③:ドライフラワーだけを使用したハーバリウム
ドライフラワーには染料が含まれていないので、ほとんど色落ちの心配がなく(※日光による日焼けの問題は同様に生じるが…)、普通に1年以上は余裕できれいな状態を保ってくれるイメージがある。
ただし、ドライフラワーはオイルの中で浮きやすく、見た目的にもプリザーブドフラワーに劣るものが多いので、初心者にはあまりオススメできない。
それでは長くなりましたが、今日は以上になります。
ではまた!
ハーバリウムに関する「役立つ情報」を様々な角度から書いています!
『付け焼き刃の情報を集めても木の枝葉にしかならないと思っているので、時間が経っても色あせないハーバリウムの「濃い」情報を、このサイトから「丁寧」に発信しています!!』
ハーバリウムに関する様々な情報を発信していますので、ぜひ以下の「まとめ記事」から自分好みの記事を見つけてみて下さい。
『ハーバリウムオイルの選び方&長く愛用できるハーバリウムオススメ道具』
『色々な花材の名前が学べる!ハーバリウムレシピ&ハーバリウム作品紹介』